土曜日, 1月 27, 2007

立命館小学校を視察しました

1/24-26と京都でIT関係の会議
http://www.cm.is.ritsumei.ac.jp/c5-07/
というのに参加してきました。最終日にオプショナルツアーで
今年度開校となった立命館小学校
http://www.ritsumei.ac.jp/primary/
とSSHの京都市立堀川高校
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/
を1時間ずつ見学してきました。

どちらもすごい学校ですね。正月にフィンランド・デンマークの学校を視察しましたが,立命館小学校についてはそれにひけをとらない,今年度開校で新しいコンセプトを導入しているだけあって,それ以上かも知れません。うつわだけでものを言ってもしようがないのですが,例えば廊下が教室の横幅と同じくらい広く取ってあって日本の普通の小学校と全然イメージが違います。

・全学年に年間30時間ロボティクスという時間を設けている。我々の見たのは3年生の授業ですが,プログラムを転送して廊下で動かしていました。
http://www.ritsumei.ac.jp/primary/topics0126.html
にあるとおりです。逆にフィンランド等からも見学があったのですね。
・理科室,家庭科製作室,コミュニケーションルーム(コンピュータ室)の他に,伝統工芸室,陶芸の部屋,工作室,ロボットの部屋,博士の部屋という特別室がある。
・低学年から教科担任制を多く取り入れており,5年生からは完全教科担任制

と,ものづくり教育を小学校にもっと,という立場の私からこうだといいなと思っていたものが,目の前にあった,という感じです。

お金もとてもかかっているようで簡単に真似はできないと思いますけれども,立命館中学校では校長先生は選挙制(任期が終わったら元の教員に)といい,東京の和田小学校の情報の専任教員といい,日本の制度の下でも現場サイドでここまでできるんですね。