産業技術教育の重要性
日本教育大学協会ニュースレター第7号(3/31発行)に中教審の「教育課程部会におけるこれまでの審議について」に対し同協会の会長が次のような意見発表をした,とあります。
「…例えばものづくり。これは,図画工作科,家庭科,技術家庭科,理科の実験で物質の性質を利用したものづくり,などが挙げられ,それを文化的に支える体育,音楽,社会の文化財なども連動して,教科横断的に,と叙述されているのですが,しかしこう書かれると,実行にあたってはあいまいさが増すばかりになる恐れがあると思います。 やはり中心点が必要なのではないか。ものづくりというなら『具体的な対象を変革する,その中で自己も変革させられる,そのプロセスから,知識にとどまらない,知恵や技術を体得する,その中で構想力も養われる』ということで,その中心は,図画工作もありますが技術科もあると,これは私見ですが,思います。…」
私も同意見です。つまり,つまりさまざまな教科でものづくりが取り上げられるのは結構なのですが,中核的な教科が必要,ということです。それが図画工作であり技術科である,という考え方です。
また産業技術的なものとなると中学校の技術家庭科技術分野しかなくて,小学校の図画工作でも半分は技術的なものづくりを,と考えています。理科でもものづくりがなされることはありますが,これは原理を理解するための補助手段というあたりが基本だと思います。理科では,ものを作るスキルの向上,くふう→失敗→改良といった技術開発に必要な観点は出てこないと思います。
スペースシャトル,ハイブリッドカー,iPodの中において物理的な原理としては新しいものはほとんどないと思いますが,そこに技術の妙があってはじめてこれらのすばらしい「もの」ができています。この辺を小学校の段階から系統的に学んでいってほしいな,というのが私の希望です。

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