日曜日, 6月 03, 2007

「還らざる道」内田康夫著を読みました

私の勤め先である三重大学の藤田達夫先生が物語に出てくるよと知人に教えてもらいました。当の藤田先生にそのお話をしましたら「よくご存じですね,お貸ししますよ」と持ってきてくださいました。扉を開きますと
 藤田達夫様
 内田康夫
 平成十八年十一月三日
と著者のサインが入っている謹呈本です。こんな大事な本を,と思いつつも目先の仕事に追われてなかなか読み始められなかったのですが,この週末一気に読みました。

ルポライターの浅見という好青年と,事件に関わる家族の美しい娘である正恵が徐々に大きな事件の真相へと向かう流れ,読み出すと止まりませんね。そこに事件の舞台に関係する明智光秀研究の権威と言うことで藤田先生の名前が実名でポンと出てきます。なお「浅見光彦倶楽部」のホームページというのが開設されています。
http://www.asami-mitsuhiko.co.jp/

一緒にいただいた藤田先生著作の「謎解き本能寺の変」はこれからです。こちらは藤田先生から私へのサイン入りの謹呈本になっています。学生の頃歴史は全くダメ,苦手でしたが,こういう入り方をすると楽しく読めるんだろうなと期待です。